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BGM

  昨日は夕食を済ませ、風呂に入って21時頃からひと勉強しようと思っていたのですが、いざ机に向かうとあくびの連続。結局、勉強もせずここの更新もせずに眠ってしまいました。最近、宵っ張りができなくてちょっと困っています。(苦笑)

 

 「ガロア理論の頂を踏む」は第3章の多項式に突入です。証明を辿っていっても、「?」となることが多いのは相変わらずですが、何度も何度も読み返しているうちに「ああ、こういうことか!」と腑に落ちる瞬間があります。勉強していて喜びを感じる瞬間ですね。この章は比較的短いので、なんとか2月中には一通り勉強を終えたいと思っています。

 

 ところで、最近はめっきりCDを購入することが無くなりました。金銭的に余裕が無いのは言う間でもありませんが、CDを購入する環境が変化しているのもその要因の一つです。私が良く利用している(というより利用していた)タワーレコードの店舗(梅田 or 難波)の売り場面積が縮小されてから、どうもお店に足を運ぶ気持が失せてしまいました。売り場面積が縮小されると、どうしても品揃えは売れ筋のポップスやロック系が中心になるわけで、ジャズやクラシックの売り場は店舗の片隅で肩身が狭い思いをしてしまいがちです。それに、なんとなく店全体が騒がしく、落ち着いてCDを選ぶ雰囲気がまったくしません。

 

 とは言うものの、休日の日中はほぼ一日中机に向かうようにしているので、音楽が無いとなんとも寂しい訳であります。そんな訳でBGMになるようなものをと思って、久々にiTunes Store でダウンロードしたのが、「全6時間のノンストップ勉強・作業用BGM-集中と全力の101曲」です。有名なクラシックの名曲が101曲詰まっていて600円ですから、コストパフォーマンスは非常に高い。じっくりと聴くには物足りないかもしれませんが、BGMとして聴くには邪魔にならず良い塩梅であります。

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見ることは考えること

 相変わらず冷えます。そろそろ「寒さの底」だとは思うのですが。

 

 金曜日の23時前に寝落ちして、25時過ぎに目覚めたら今度は眠れなくなってしまい朝まで録りためたドラマなどを見てしまいました。その結果当然の帰結として頭が終日ボーッとしてしまい、まともな勉強ができておりません。休日と言えども規則正しい生活を心掛けることの大切さは分かっていますが、やはり休日となると気が緩んでハメを外しがちです。宮仕えの身ですから、こういうオンとオフのメリハリはある程度は必要かと・・・。

 

 そんな中で読んだのが、建国記念日から読み始めた「アート鑑賞、超入門!」です。先日の読売新聞の読書欄で紹介されていた1冊です。著者の藤田玲伊さんが書かれているとおり、私達は学校の美術の時間に美術鑑賞の方法は学んでいません。折角、美術館に足を運んでも我流で美術鑑賞するのはあまりにも勿体ない。特に、著名な作品が出品されている展覧会では、美術家に足を運ぶことだけで満足してしまい、作品をどのように鑑賞するかを考えないことも珍しくありません。「みる」という言葉には、実際に対象物を目で見る(光学的に見る)という意味合いの他にも、物事を判断したり評価するという意味合いがあります。正しく見ることは考えることでもあるのです。

 

 

 サブタイトルにあるように、7つの視点からアートを鑑賞するという行為を検証し、トータルで20個の「アート鑑賞を深めるためのヒント」を掲げています。そのヒントを具体的に記すことは差し控えますが、それぞれがごく単純なことを述べているのですが、単純なだけに説得力があります。今度美術家に足を運ぶ際にはぜひ、そのうちの一つでも二つでも実戦したくなります。そしてそのヒントは多くの場合、アート鑑賞のヒントにとどまらず、物事を捕らえるためのヒントにもなっています。数学の問題を解いたり、証明を追いかけるときもこのヒントは結構役立ちそうです。

 

 福岡伸一さんも言われているように、芸術も科学も物事の有り様を捕らえようとする行為ですから、アート鑑賞の方法は科学的の物事を捕らえる時の方法論にもなるわけですね。

 

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寝落ちがち

 先週は更新を1回休んでしまいました。どうもこの頃、宵の口から眠いことが多く、先週の週末も更新しようと思いつつ眠ってしまいました。平日も、所謂「寝落ち」をしてしまいがちで、テレビや明かりをつけっぱなしにして眠ることも少なくありません。ふと目覚めた時、テレビなどがつけっぱなしだとなんとも「勿体ないことをした。」と思ってしまうのですが、後悔先に立たずであります。

 

 ただ、眠いことが多いからと言って睡眠の質が良いかというとそうではなく、目覚めてもなんとなくスッキリしません。そしてたちが悪いことに一度目覚めると眠れないのであります。夕べも22時頃に眠くなり、そのまま眠ったのはいいのですが25時頃に目覚めたら今度はもう眠れません。仕方なく、朝までレコーダーに録りためたテレビ番組観て、明け方になって再び2時間ほど眠りに落ちるという有様です。

 

 今クールは、連ドラを4本も見ているのですが、寝落ちがちなのでオンエア当日に見逃してしまうことも多くなります。ドラマって1回でも抜かしてしまうとその後、観る気が失せてしまいますから取りあえずレコーダーに溜めて置いて時間のある時(≒週末)にまとめて観る生活が続いています。

 

 そんな中でも、「ガロア理論の頂の踏む」は休日ごとにコンスタントに4時間ほど勉強をしています。この週末のテーマは可解群とその諸定理。ガロア理論の中では中心的な事項です。下に掲げた定理、⇒の方は証明を追うことができましたが、逆向きがいまひとつ分かっていません。何度も証明を反芻して、薄皮を剥ぐように理解するしかなさそうです。

 

 昨年の今頃は、父親の体調が本格的に悪化し、その対応で勉強どころではありませんでした。そう考えると、証明が追えないなどという悩みはなんとも贅沢な悩みであります。

 

 これでなんとか第2章まで読み終えることができました。今までは「読み返し」でしたが、いよいよ来週からは新しい章を新たに勉強することになります。楽しみでもあり、不安でもあると言ったところでしょうか。

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ささやかな達成感

 日曜日の夕方は週に一度のお洗濯タイムです。そのため、午後からはあまり集中して勉強できないということで、5時半頃に起きて7時過ぎから午後1時ごろまでぶっ続けで「ガロア理論の頂を踏む」を勉強しておりました。本日のテーマは群論でも基本的な定理である、「準同型定理」と「第2同型定理」です。基本的な定理だけあって、当然学生時代に勉強した記憶はありますが、内容の方は全く覚えていませんでした。(苦笑)こうやって、30年以上前に学んだことを学び直すことができるのは、幸せなことなのでしょうね。

 

 とは言え、勉強を初めて2時間半も経過すると相当集中力が落ち込んできます。結局10時半からの1時間程度はネットを見ながらのながら勉強になってしまったことは反省材料であります。以前は勉強するときは大抵ラジオを聴きながらの「ながら勉強」でしたが、今年からは集中力を高めるために禁ラジオしていました。これでは、禁ラジオの意味がありません。ただ、流石に何か音がないと寂しいので、iTuneで音楽(インスト)を流しながらの勉強です。

 

 以下は、LaTeXで出力した「準同型定理」と「第2同型定理」をPNGにして貼り付けたものです。この程度のものでも、まだまだLaTeX初心者の私はエラー出しまくりでした。まぁ、この手のものはテキストを反復学習するよりも、実際に自分でエラーを出していろいろと悩む方が遥かに学習効果があるもの。それに、実際に自分で打ち込んだものが綺麗な数式となって出力されるのはささやかな達成感があります。

 

 この「ささやかな達成感」って大事です。


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Ferdinand Hodler展 今年もアートな1年でありますように!

 相変わらず仕事の方はきりきり舞いです。

 

 今まで任せっきりにしていたことにも、目を配らなければならないというのはかくも疲れるものなのかと痛感しております。ストレスも相当溜まっているようです。

 

 こんな時は「絵でも見に行こう!」という訳で本日から開催されているフェルディント・ホドラー展の兵庫展を観に行きました。恥ずかしながら、ホドラーという画家を今まで知らなかったのですが、昨年暮れにたまたま見たEテレの日曜美術館で東京展の模様が取り上げられていて、その作品に非常に惹かれてしまいました。年が改まったら神戸へ巡回することを知り、満を持して本日の兵庫展初日に足を運んだ次第です。

 

 ホドラーの作品、ユングフラウの山々を題材にした絵はまるで彫刻を見ているようですし、人物画の表現は本当にリズミカルです。人間というのは精神をその燃料として体を動かすものなのだということが感じ取られます。だから、体をしっかり観察すればその人の心も見て取ることができる。

 

 絵を描く作業というと、私の場合、画家がキャンバスと対象物を交互に見比べながら黙々と絵筆を動かしているというイメージがありました。しかし、ホドラーに限らず展覧会に絶えうるような一流の画家は、ひとつの作品を物する前に沢山のデッサンや習作を描き上げます。そしてそれらの積み重ねていくことで最終的な作品が仕上がります。これは、何かを習得する時も同じで、デッサンよろしく何度も何度もそのイメージに合う線を頭の中に引いていって、段々とその物事の輪郭が明確になって行くのだと思います。対象を捉えようとする行為は、科学も芸術も同じです。

 

 ホドラー展、私が知らない画家だったからマイナー?という訳でも無いのでしょうが、土曜日の昼下がりの時間帯にしては会場は空いていて、非常にゆったりと鑑賞することができ助かりました。混んでいるとなかなか思い通りに作品を鑑賞することができず、疲労感ばかり募りますから。

 

 午後から出かけると何となくせわしいので、以前なら美術家にでも行こうかという日は午前中から家を出ていました。しかし、今日は違います。ちゃんと「ガロア理論の頂を踏む」を朝から3時間ほど勉強して、お昼すぎから出かけました。会場へ向かう電車の中でも、しっかり「i暗記」で単語の勉強などしたりして、まるで受検を控えた高校生のようです。(笑)

 

 ほんとうは、もう1時間ほど余計に勉強するつもりだったのですが、iTunesがWi-FiでiPhoneを認識しなくなり、その問題解決に1時間以上も費やしてしまいました。この事象は以前からよく発生し、Macの再起動やiPhoneの再起動などで大抵解決していました。しかし今回はいろいろと手を尽くしても一向に解決しません。ケーブルでつなげば認識できますが、ちょっとバックアップをとったりするために一々ケーブで繋ぐのは面倒な話です。(以前はケーブルで繋ぐのが当たり前だったのに・・・。人間というのは勝手なものです。)結局、ひょっとしてWi-Fiルータを再起動すれば解決できるかも知れないと思いつき、試してみたら目出度し目出度しでした。コンピュータって便利ですが、この手のトラブルに遭遇すると猛烈に時間を浪費してしまいますね。

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悩むが花

 いやー、冷えますねぇ。

 

 暑いのはわりと平気なんですが、寒いのはダメで机に向かうのが辛いです。石油やガスなどの火を使う暖房は部屋の空気が汚れるのでNG。エアコンの暖房もなんだか頭がボーッとするし、第一エアコンの暖房というのはイマイチ部屋が暖かくなりません。そういう訳で先日まで足下暖房としてセラミックファンヒーターを使っていましたが、こいつが凄い電気代食いです。正月休みや、成人の日を含んだ3連休はかなり長時間セラミックファンヒーターを稼働させていたため、電気代が前月の倍に跳ね上がってしまいました。これは薄給の身には辛い。何か頭がボーッとせず、ランニングコストも低い暖房はないものかと捜して見つけたのがカーボンヒーターでした。これも足下用ですが、遠赤外線でポカポカと暖かい。ただ、セラミックファンヒーターに比べるとちょっと非力なようで今日みたいに冷える日はやや薄ら寒い感じがします。まぁ、ランニングコストが安くてパワーがあって、その上空気も汚さないなどという夢のような暖房器具があるはずもなく、どこかで辛抱しなければならない訳です。yodobashi.com で6000円ほどでしたが、これなら浮いた電気代で以てワンシーズンで回収できます。

 

 そんな中、この週末も「ガロア理論の頂を踏む」の読み込みが中心でした。Fermatの小定理の別証明を調べたりしながらも20ページほど進みました。ただ、いま読んでいるところは以前に1度は目を通している部分。それに30年前になりますが、代数学の授業でも教わった事項が中心ですからこのペースがこれからも続く訳にはいかないでしょう。このテキスト、実例が抱負で抽象的な概念が体感できるのはいいのですが、実例を丁寧に織っているとものすごく時間がかかってしまいます。実例をどれほど丁寧に追うか、それとも適当に読み飛ばすか。なかなか難しく悩むところであります。

 

 先週の新聞の書評欄で見つけて、この週末に読んだのが伊集院静さんの「悩むが花」。週刊誌の悩み相談をまとめたものです。悩み相談の形はしていますが、(いや、実際に悩み相談なのですが。)私には読者から寄せられる悩みを題材にしたエッセイ的なものに読めました。少し癖はありますが、悩みをバッサリと切り落としてしまう筆致はなかなか読んでいて小気味良いです。この方、物を営々と生産する人たちへのリスペクトが強く、浮利を貪っている連中に対してはケチョンケチョンでして、働くということはこの世の中に対してどういう意味をもっているかを諭されます。

 

 仕事も勉強も覚悟をもってしなければなりませんなぁ。

 

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意気込む度に・・・

 年末年始の休みが明けて仕事復帰後の3連休はありがたいですね。

 

 年明けの人事異動で、私と一緒に仕事をしていた人が異動してしまいました。一昨年一杯でそれまで私と一緒に仕事をしていた人が一身上の都合で退職し、後任者と仕事をしてきました。それから1年、その後任者がようやく仕事を覚えかけた頃に転出してしまうのはかなり辛いです。今度の後任者は私より上席ですから、仕事を教えるのも気を遣いますし、今まで任せっぱなしにしていた仕事にも当面は神経を配る必要が出てきます。

 

 昨今は時間外勤務も厳しく管理されているので、こういう状況になっても退社時刻を遅くすることはなかなかできません。勢い、一日の密度は高くなる訳で、帰宅するとクタクタな年明け第1週となりました。21時には夕食も終わっており、その気になれば平日でも2~3時間は勉強の時間がある筈なのですが、時間はあっても気力が残っていない状況です。

 

 なんだか、性根を入れ替えて「さぁ、本気で勉強するぞ!」と意気込む度に障害要因が発生するようです。(単に意思が弱いだけなのでしょうが。)まぁ、本部機能のスリム化とかで、人が転出するだけで後任が配属されないことも珍しくなく、後任が来ただけでもありがたいと思わなければいけません。

 

 さて、この3連休は年明けから再開した「ガロア理論の頂を踏む」の読み込みが中心でした。群論での基本的な定理は丁寧にノートを取りながら読み進め、息が長くなるような定理の証明は、大まかな理論の流れをノートに書き記すなど、自分でもメリハリをつけて読み進めたつもりです。予定どおり、なんとか本日の午前中で第1章「整数」を終えることができました。どこまで理解できているかは甚だ疑問ですが、以前読んだ時よりも理解が深まっているのは確かなようです。

 

 英語の方は、”Re-Start” の第2章まで終了です。第2章までに掲出されている例文を全部「i暗記」の和文英訳カードにしました。後はひたすら覚えるだけ。何度繰り返すことができるかが勝負になりそうです。英文を自分に定着させるには音読が有効ですが、文法的なトピックに気づくにはやはりディクテーションしたり、カード作成のためにタイピングすることが大切ですね。実際、カード作成の作業は良い勉強になります。

 

 さて、3連休最後の午後はお洗濯です。夕食終了後は2時間程度勉強できそうなので、ちょっと遠ざかっているLaTeXの勉強でもしようかと思っています。


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さぁ,仕事!

 そろそろ5日間の正月休みが終わります。例によってあっと言う間です。

 

 休みの期間中、毎日テキストを開いていた「ガロア理論の頂を踏む」の進捗状況はといえば、まぁ想定した通りでしょうか?昨日は定理の証明を追っていたら「??」となり、二日がかりでその箇所をなんとか突破しました。例によって既出の事項(定理やその理解)が十分に押さえられていなかったことに起因するものです。定理や証明をその字面だけ追って「よし!分かった。」なんて思っていても、腹の底から分かっていないとたちまちボロが出てきます。

 

 いつものことなのですが、ある程度まとまった休みを利用してシコシコと勉強を続けるのは良いのですが、なんとなく感じが掴めた頃に休みが終わってしまいます。どんな事を身につけるにも、毎日続けることの大切さは良く変わっていますが、実際仕事をし出すとなかなかそれが難しい。どうしても仕事に埋没してしまいがちです。

 

 とは言うものの曲がりなりにも仕事をしているから生活が維持できているのは紛れもない真実です。昨年、父親が亡くなった際、葬儀費用や何やらかんやらで私の月収の数カ月分のおカネが瞬く間に消えていきました。そのおカネを用意できたのは、仕事をしているからこそと実感したものです。いつもは、仕事に対して不平不満タラタラな私ですが、この時ばかりは仕事ができることの有りがたさを身に染みて感じました。その気持を忘れずに仕事が続けられればいいのですが、覚えた英単語と同じようにすぐに忘れてしまいます。(苦笑)

 

 仕事とそれ以外の事柄のバランス。サラリーマンにとっては、というより働く人全員にとっての永遠の課題ですね。


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模写

  明けましておめでとうございます。

 

  正月も早3日になりました。私の正月休みは31日から4日までの5日間。世間様と比べるとかなり短め?そろそろ来週の仕事のことが頭にチラつき出して、生活パターンを業務モードに戻さなければなりません。

 

 昨年はほとんど勉強らしい勉強をしなかったので、この休みを切っ掛けにせめて勉強の習慣だけでも付けておきたいと毎日5時間程度は机に向かっております。独りになって誰に気を遣うことも無くなり、休みの日は全くもって自分のペースで時間が使えるようになりました。その為、ある程度の時間を勉強に充てることができるようになり、その分成果も出ているようです。久々にノートを取るという行為をしながら「ガロア理論の頂を踏む」を復習しているのですが、なかなか良い感じです。ま、ノートを取ると言ってもほとんど写経の世界ですが。というか、私としては「模写」に近いと思っております。

 

 絵の腕を上げようと思えば「模写」は有効な鍛錬手段です。数学を学ぶ上でもテキストを読んでいるだけでは見落としがちなことが「模写」すれば発見できます。テキストの余白は狭すぎて書き切れないことも(Fermatか!)ノートなら自由に書き入れることができます。来年の正月に、溜まったルーズリーフが何枚になっているか楽しみであります。

 

 さて、学習英和辞典のメインストリームのひとつ、Genius英和辞典の第5版が年末に出版されました。このところ英語の勉強は辞書ソフトを使うことが多かったのですが、ここは心機一転ということで買い求めました。紙の辞書を買ったのは高校時代以来ですから大方40年振りでしょうか。辞書ソフトに慣れた身にとっては、単語を引く作業はかなりまどろっこしい。それでも、中学時代に英和辞典を手にして嬉々として単語を引いていた時のことを思い出しました。もっとも、第5版が辞書ソフトとしてリリースされたら何の迷いも無く買うつもりではありますが。(電子化は少し先でしょうが。)

 

 取りあえずは、英語を勉強するときは紙の辞書。英語を読む必要が生じて単語が分からない時は辞書ソフトという使い分けをしていきたいと思っております。もっとも、発音だけは辞書ソフトを参照することになりそうですが。

 

 さて、今年最初に読んだ本は、結城浩著「数学文章作法 推敲編」です。著者は「著者の帽子を脱ぎ、読者の帽子をかぶって文章を推敲する」ことを説いています。この読者の帽子をかぶるという行為はなかなか難しい。どうしても、著者として恥ずかしい内容になっていないかという視点で文章を読み返しがちです。最終章には、まとめとして各章をダイジェストしたチェックリストが掲載されています。このチェックリストに従って推敲するだけでも、かなり「品質」は向上するのでしょうが、きっと私は面倒なのでしないでしょうね・・・。

 

 この「推敲編」の前に「基礎編」が出版されていて私も以前読んでいるのですが、どんな内容だったのかさっぱり覚えていません。正月休み残り二日でこの「基礎編」を再度読み返すつもりです。

 

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Re-Start

  今年もあと17時間ほどで終わります。前回更新したのが、昨年の大晦日の午前中でした。それから丁度1年。これが、今年最初で最後の更新です。お恥ずかしい限りです。


 昨年の大晦日の更新で、体調を崩していた父親が小康を得と書いていますが、年が改まるやいなや再び体調を崩し、次第に家で臥せっていることが多くなる状態となりました。まぁ、それでも私が買い物などの外の用事をすればなんとか成っていたのですが今年のゴールデンウィーク辺りから症状は悪化し、とうとう5月16日には私が仕事を終え帰宅するとトイレの中で倒れておりました。(意識はありました。)


 救急車で病院に担ぎこみ、投薬などで一旦快方には向かいましたがそれでも要介護2の状態となりました。その後、2度の転院を経て3院目に入院してから5週間余り経った9月2日の22時過ぎ、とうとう他界してしまいました。結局、父親にとっては生涯を通じての最初で最後の入院生活で、一度も家に帰ることはできませんでした。そのストレスもあったのでしょう、2院目に転院してしばらく経過した7月ぐらいからは意識障害が激しくなり、最後の2か月は私にとって本当に泥沼のような日々を強いられておりました。


 世の中には10年以上も親御さんを介護されている方が沢山いらっしゃる訳で、たった100日程度親の面倒を看た者が何も申し上げることはありません。それでも、言わせて頂ければ出口が見えない世界に入り込むことの大変さを思い知らされました。そう考えれば、勉強などというのは相手が自分自身なわけですから、己の心掛けでなんとでもなる世界です(よね?(^_^))


 父親が他界して2か月ほどはその後片付けやら何やらで落ち着かず、3か月目になっても生活パターンの変化から勉強まで手が回らず、12月になってやっとボチボチと勉強を再開したような有様です。やっぱり、父親が死んでも己の心掛けは変化しておりませんなぁ。(苦笑)


 父が生きている頃は、父と二人暮らしで家事などは父がしておりました。その父が他界したので、勢い家事などは自分の身に降りかかってきます。折角の週末に家事に時間を取られるのはなかなか辛いところです。とは言うものの、もはや独り身、少々の不自由は自分が辛抱すればそれで済む話。何かと口五月蠅かった父は生前「俺が死んでも、○○さんの所はお父さんが亡くなってからダメになったなどと言われないようにちゃんとしろ。」という旨のことを言っておりましたが、それも世間様の言うことには耳を貸さなければそれで済む話です。仕事から解放された時間は、全く以て自分の好きなように時間を使えるようになった訳で、そういう意味では時間に対する自由度は、父の死後も±0と言うところでしょうか。結局、昨年、今年と通算2年も自分のための勉強をしていないのは、自分の甘さを責めるしかありません。


 ということで、心機一転。10月の終わり頃から英語の勉強は高山 英士先生の "ALL IN ONE Re-Start"を使って勉強しています。内容的には中学から高校中級の英語で、書かれている英文も意味は取れるのですが、それでもディクテーションするとスペル誤りを始め、意外に間違っていることが多い。ましてや、和文英訳となると「こんな簡単な事も英語で書けないのか!」と恥ずかしくなります。取りあえず、シコシコとディクテーションと例文の音読と暗記をして、基礎力を叩き直したいと思っております。


 肝心の数学の方は、ちょうど昨年の今頃買った「ガロア理論の頂を踏む」が3分の1強読み進めた状態です。これも読み進めただけで、内容の理解と言えば甚だ妖しい。この正月休みに1章と2章を復習して、残り3分の2を来年1年掛けて勉強して行きたいと思っております。読み進めるにつれ、単に物の集まりである集合が、一旦ある種の構造を持つとその深部にこのような美しさを秘めるのか!と感嘆しております。音楽や絵画等、人間が創り出す美は数多ありますが、そういう美とはまた違った美しさ、正に神の領域の美を感じます。私のような低レベルな者でも、自然科学を学んで良かった!と心底思います。


 父親が生活費程度の預金を残してくれました。医療費や葬儀費等の出費は父親を保険金の受取人にしていた私の生命保険の解約金でトントンになったので、私にとっては思いがけない収入。言葉は悪いですが「あぶく銭」です。あぶく銭は使ってしまえ!ということで、iMac Retina 5Kを買ってしまいました。(今は既に納期も短縮されているようですが、私がCTOした時は混み合っていたみたいで、11月1日にオーダーして、11月29日に納品でした。まるまる1か月待たされました。)MacBook Pro 15inch でレティーナディスプレイの美しさは体験していますが27inch レティーナの美しさは圧巻です!それに、何か作業をするとき画面にウィンドウを並べて作業ができると作業効率がグッと高まります。例えば TeX の勉強をするときでも、画面の半サイドでテキストになるPDF ドキュメントを開いておいて、もう半サイドでTeXShopを開いてTeXのコマンドを打ち込むことができます。とても快適です。


 年が改まると60歳で定年するとして定年まで5年と数カ月となります。定年後の数学の勉強を実り多いものにするためにも、来年こそは性根を入れ替えて勉強するぞ!と思ってはいるのですが・・・。


 それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。

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