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悩むが花

 いやー、冷えますねぇ。

 

 暑いのはわりと平気なんですが、寒いのはダメで机に向かうのが辛いです。石油やガスなどの火を使う暖房は部屋の空気が汚れるのでNG。エアコンの暖房もなんだか頭がボーッとするし、第一エアコンの暖房というのはイマイチ部屋が暖かくなりません。そういう訳で先日まで足下暖房としてセラミックファンヒーターを使っていましたが、こいつが凄い電気代食いです。正月休みや、成人の日を含んだ3連休はかなり長時間セラミックファンヒーターを稼働させていたため、電気代が前月の倍に跳ね上がってしまいました。これは薄給の身には辛い。何か頭がボーッとせず、ランニングコストも低い暖房はないものかと捜して見つけたのがカーボンヒーターでした。これも足下用ですが、遠赤外線でポカポカと暖かい。ただ、セラミックファンヒーターに比べるとちょっと非力なようで今日みたいに冷える日はやや薄ら寒い感じがします。まぁ、ランニングコストが安くてパワーがあって、その上空気も汚さないなどという夢のような暖房器具があるはずもなく、どこかで辛抱しなければならない訳です。yodobashi.com で6000円ほどでしたが、これなら浮いた電気代で以てワンシーズンで回収できます。

 

 そんな中、この週末も「ガロア理論の頂を踏む」の読み込みが中心でした。Fermatの小定理の別証明を調べたりしながらも20ページほど進みました。ただ、いま読んでいるところは以前に1度は目を通している部分。それに30年前になりますが、代数学の授業でも教わった事項が中心ですからこのペースがこれからも続く訳にはいかないでしょう。このテキスト、実例が抱負で抽象的な概念が体感できるのはいいのですが、実例を丁寧に織っているとものすごく時間がかかってしまいます。実例をどれほど丁寧に追うか、それとも適当に読み飛ばすか。なかなか難しく悩むところであります。

 

 先週の新聞の書評欄で見つけて、この週末に読んだのが伊集院静さんの「悩むが花」。週刊誌の悩み相談をまとめたものです。悩み相談の形はしていますが、(いや、実際に悩み相談なのですが。)私には読者から寄せられる悩みを題材にしたエッセイ的なものに読めました。少し癖はありますが、悩みをバッサリと切り落としてしまう筆致はなかなか読んでいて小気味良いです。この方、物を営々と生産する人たちへのリスペクトが強く、浮利を貪っている連中に対してはケチョンケチョンでして、働くということはこの世の中に対してどういう意味をもっているかを諭されます。

 

 仕事も勉強も覚悟をもってしなければなりませんなぁ。

 

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