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子ネコがやってきました

 一月半以上も更新していませんでした。当然ながら、勉強は思い通り進んでいません。5月の連休明けはMacのトラブル対応に週末が潰れたり、睡眠が上手にとれなかったりということで時間的にも体力的にも勉強するだけの余裕がありませんでした。というより、いろいろなことが重なると「さぁ、勉強するぞ」というように気持が前向きにならないというのが大きな要因です。いつも感じることですが、この辺りは私の弱さであり、これを克服しない限り仕事をしながら勉強を続けることは困難なのでしょう。

 

 もうひとつの大きな要因、というよりこれが最大の要因ですが、ひょんなことがキッカケで連休明けから子ネコを飼う話が浮上したことです。日中留主な私の家では子ネコを飼うことは不可能と思っていましたが、いろいろ調べると必ずしもそうとは限らない。8歳ぐらいから成人するまでの間、途切れ途切れではあるものの我が家にはネコが何匹かいたので、ネコと暮らす楽しさも大変さも身に染みて分かっているだけに迷いに迷いました。

 

 その結果、現在私から2メートルほど離れたところで子ネコがスヤスヤと眠っております。一番懸念していた日中のエサやりの問題も自動給餌機でなんとか解消しましたし、その給餌機に向けてWEBカメラを設置して(あまり大きな声では言えませんが)仕事中もある程度はネコの振る舞いが分かるようにしました。

 

 ネコを飼っていた30年程前は、ネコを育てるための情報といえば本に頼るしかなく、エサやトイレに関する環境も今とは比べものにならないほど貧弱なものでした。今は子ネコの育て方について分からないことがあれば、ネットを検索すればそれこそ情報過多と言えるほどの情報に溢れています。結局、5月の連休明けの週末はネコの育て方の情報やトイレやエサなどのグッズの情報集めに費やしてしまいました。

 

 昨年9月に父を看取ってからは独り暮らしになりました。独り暮らしの気楽さと、衰えていく体力気力のためかなり怠惰な生活を送っていました。こんな生活をしていて、子ネコを迎え入れることが出来るのか?何度も自問自答しました。独りでは何をすることも、何をして欲しいと言うことも出来ない子ネコの面倒を見ることは、その子の幸不幸どころかその生死までもが我が身に委ねられるということです。しかし、そういう環境に我が身を置けば、力を振り絞ってネコの世話をするのではないか、そして敢えてそういう環境に飛び込むことは結局は自分にとってプラスになるのではないかと考えて子ネコを引き取った次第です。

 

 子ネコと暮らせば、今までのように気儘に勉強を進めることもできませんし、エサやりやトイレの手入れ、そして遊び相手をする時間も決して短くはありませんが、以前に比べて前向きな気持になれるのは間違いないようです。

 

 この子が来てから8日ほど、そろそろ新しい環境で勉強する術を見つけ見つけなければと思っているところです。

 

 30年前に比べて子ネコを育てる環境は大きく変わりましたが、子ネコの振る舞い自体は何ひとつ変わっていませんでした。(笑)

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50代から始める知的生活術

 折角の5連休、せめて一冊ぐらいは読書をということで本日早朝に読了したのが、外山滋比古先生の「50代から始める知的生活術」です。正に今の私にぴったりのタイトル(笑)です。

 

 外山先生の本は何冊か読んだことがあり、アルファー読みやベータ読みという既知の話題も出てきますが、どちらかというと具体的な「術」というよりは人生の後半を充実させるためにはそれなりの努力と覚悟が必要であることを説いた1冊です。退職後の人生を充実したものにするのには当然のことながら経済的な裏付けも必要な訳で、外山先生にとっては将来を見据えて若い頃から始めた株式投資が経済面を支えているとか。その他、東京教育大が筑波大に改組されるときに反対運動に参加し、反対運動に敗れたので、アッサリと職を辞したというエピソードなど、今までの著作から感じるイメージとは違ったアグレッシブな面は意外でありました。

 

 先生は従来の知識偏重教育を鋭く批判しており、知識は時として考えることを阻害する原因になると仰有っています。確かにその通りではあるのですが、人間独りが何の土台も無く物を考えるといっても限界があります。あの天才ニュートンですら、「私が人より遠くを見ることができるとしたら、それは先人の肩の上に乗っているからだ。」というような事を言って、知識の積み重ねの重要さを説いています。単に博覧強記なのは論外ですが、知識を礎にして考える力を深めていくことが学問をするということだと私は思うのですが。もっとも、考える力を持った人間があまり沢山いては誰かにとって都合が悪いから知識偏重教育がはびこったという面は否定はしませんが。

 

 知の巨人に対して異論を唱えている暇があったら勉強、勉強・・・。

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朝飯前に一勉強

 はや5連休も折り返しです。例によって進捗状況は思い通りではありません。

 

 初日の土曜日は前日あまり眠れなくて睡眠不足気味。ボーッとしていてロジックを追うなどということはとても無理な状態です。そもそも、集中力が維持できません。昨日はその遅れを取り戻そうと、朝から机に向かって何気なく愛機 iMac を触ったら、あるソフト(Apple純正)で挙動不審です。OSを再インストールしたり、過去のバックアップからファイルを復元したりしても改善はありません。他のマシンでは正常に作動するので、そこからファイルを移植したりもしましたが相変わらずです。どうも、機種依存の不具合のようなのでどうにも手がつけられません。結局この対応で半日以上費やしてしまいました。

 

 そんな中、「ガロア理論の頂を踏む」はいよいよガロア対応に突入です。正月から取り始めていたノート(A4ルーズリーフ)も100ページを越えました。この連休中にはここまでと設定した目標には届きそうにありませんが、ここは焦らずじっくりと勉強を進めた方が結局得策なのでしょ。

 

 英語の方は Oll in One Restart をシコシコと進めています。これもテキストの半分ほどが消化できました。掲載されている例文は全部暗唱できるようにと頑張っているのですが、覚えても覚えてもすぐ忘れてしまいます。それにあまり覚えることばかりに気を取られていると肝心の文法的なトピックスを疎かにしがちになります。英文は暗唱できても、文法的なことが分かっていなくて応用が利かないではなんのために英文を暗記しているのかも分かりません。一つの英文を20~30回(それをトータルで5セット)暗唱するように努めているのですが、もうこれは100本ノックの世界であります。

 

 英単語の方は昨年暮れから覚えてきた単語が一応1000語のレベルまで達したので、この連休を利用してただ今総復習中です。定着率は7割から8割といったところです。この7割と8割の違いは達成感の点ではかなり大きい。8割覚えていれば「まぁまぁかな。」と思えるのですが7割だと「まだまだ。」になってしまいます。この連休で要復習単語をリストアップし、次の土日でi暗記用のカードを作成、今月中にはものにしたいと思っているのですが。

 

 昨日は22時ぐらいまで「ガロア理論」をやっていましたが、急に疲労感が強まり、敢えなくダウン。今朝は5時過ぎに起きて朝から2時間半ほど英語の勉強の残りを仕上げてしまいました。これから13時過ぎまで3時間ほど「ガロア理論」に挑戦です。



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アートな休日

 4月も残すところあと1日になったというのに、ようやく今月2回目の更新です。先週末はうかつにも風邪をひいてしまい、使い物になりませんでした。もう、鼻水が止まらないし、倦怠感が半端ない。当然ながら集中力はブチ切れで、ものの20分ともたないという有様でした。つまずきながらでも計画が消化できているときは良いのですが、一旦乱れ出すとなかなか軌道修正して元に戻すことができない。自分の弱さに直面している感じです。自分の見通しの甘さも含めてですが、人生なんて不確定要因ばかりです。計画が消化できなくなったとき、いかに元に戻すか。その術を身につけない限りは実りのある勉強は難しいのでしょう。とは言うものの、宮仕えの身です。ちょっと体調が優れないとなると、仕事への影響を最小限にすべく仕事以外の時はできるだけ休養を取ろうとします。

 

 その風邪の方もかなりマシになって、(この歳になると一旦風邪をひいてしまうと完全回復するのに一月はかかりますが。)なんとかゴールデンウィーク5連休は家に籠もって勉強に集中できそうということで、本日は今年のゴールデンウィーク唯一のレジャーである、美術鑑賞をして参りました。場所は大阪市立美術館。鑑賞したのは、同館の特別展「シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵ー美の競艶~浮世絵師が描いた江戸美人100選~」です。通勤途中の駅貼りの広告で見つけて「ちょっと面白そう」と思ったのと、先週の土曜日にオンエアされた「美の巨人たち」がこの特別展の展示作品である、北斎の「美人愛猫図」を取り上げたのが足を運んだ動機です。

 

 浮世絵というと版画が想像されますが、肉筆浮世絵は読んで字のごとく絵師が肉筆で一点一点描き上げた一点もの。着物の柄などは到底版画では表現できない、細かな模様が描かれていて正に超絶技法の世界です。芸術というのは、もちろん思想的な部分も重要ですが、それを表現するためには技術や技法を確立する必要がある。その点が科学と共通のものを感じてしまいます。

 

 「美人画」というジャンルではありますが、人物有るところに風俗ありで、風俗画的要素が感じられる作品も多く、作品を観ながら「昔も今も、人間というのは大して変わっていないものだなぁ。」という妙な感慨に耽ってしまいました。(笑)

 

 さて、木・金と仕事をすれば久々の5連休です。頑張って、集中して勉強したいと思っています。

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昔なら定年

 4月も半ばになろうとするのに、今月初めての更新になってしまいました。休みの日もなかなかまとまった時間が取れなかったり、体調が優れなかったりであまり勉強できていません。というのは口実で本当はモチベーションが下がっているのかも知れませんが。(苦笑)サラリーマンというのは、年度替わりには普段ではしないことをする必要があるのでなかなかストレスが溜まります。                                                                                                                                          

 

 そんな4月の初めにメデタク(?)55歳になりました。昔なら定年です。確かに、まだまだ仕事はできるので、昔は随分と勿体ないことをしていたなぁと思いつつも、己の体力・気力の衰えを考えると第一線で仕事をするのは辛い時期になっているなぁとも思ってしまいます。

 

 60歳まであと5年。自分としては雇用延長せずに60歳になったらサラリーマンから足を洗って数学や語学やコンピューターサイエンスの勉強に専念したいと思っています。とは言え、定年して体力・気力が衰えているのに基礎的なことから勉強し直すのはあまりに負担が大きい。残り5年でしっかり基礎固めをしたいと考えているのですがどうなることやらです。

 

 「ガロア理論の頂を踏み」ちょっと停滞していますが、なんとか300ページまで辿り着きました。ただ今、拡大体や自己同型を勉強中です。そろそろゴールデンウィークも近づいてきました。この部分はガロア理論のキモになる概念ですから、ゴールデンウィークにしっかり勉強したいと考えております。


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ねこ、この神秘なる生き物

 お早うございます。夕べはブログの更新をしなければと思いつつも夕食後(20時頃)急に眠くなりそのまま寝てしまいました。食後の洗い物はおろか、入浴やゴミ出しの準備をしておりませんでした。(月曜日はゴミの日)

 

 そのかわり、今朝は午前3時過ぎに起き、洗い物、ゴミ出しの準備、そして入浴を済ませ、そしていつもの出勤準備を済ませこの駄文を書いております。最近、日曜日の夜はこのパターンが多く、月曜日の早朝(というよりまだ夜中に近い時間帯)に起きることがしばしばです。

 

 毎週金曜日の読売新聞の夕刊に「交遊録」と題して著名人とペットとの関わりを書いたエッセイが連載されています。今回はフリーアナウンサーの住吉美紀さんの最終回。いつも、取り上げられるペットがネコの時だけ読んでいるのですが、今回の記事にはおもわず落涙でした。いまこのブログを書くために読み返していても目頭が熱くなります。詳しいことは書くことができませんが、ひょんなことから愛猫を獣医に連れて行ったら先天的な異常がみつかり手術をするかしないかの選択を迫られる。そこで彼女は迷いに迷った末、これだけの異常にもかかわらずこの子は今まで生き延びている。この命の神秘を大事にしよう。その代わり、この子が天寿を全うできるよう全力で尽くそう。そもそも、その神秘を無視して、何もわからないこの子に手術を受けさせるのは人間のエゴではないか。という結論に達したという内容です。

 

 それに刺激されて、翌日は文春新書「ねこの秘密」を読了。こんなに身近な存在であるねこですが、まだまだ分かっていないことも多いことに驚きました。もっとも、そのミステリアスなところがねこの魅力ではあるのですが。

 

 そんなワケであまり勉強できていないのですが、「ガロア理論の頂を踏む」の方は、いよいよ拡大体に突入。この理論のキーになる概念ですから、丁寧に勉強していきたいところです。幸い、ゴールデンウィークも近づいてきました。連休までに一通り勉強して、連休中にじっくりと復習できたら理想的なのですが。

 

 それでは、これから英語を少しだけ勉強して出勤です。

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人生は、楽しんだ者が勝ちだ

 先日から読み続けていた、物理学者である米沢富美子さんの自叙伝「人生は、楽しんだ者が勝ちだ」をようやく読了しました。読み始めたらほぼ一気に読み終えることができるのですが、前半部分でちょっとモタモタしてしまいました。今年は、読書よりも数学の勉強に力を入れることにしているので仕方なしです。

 

 とは言うものの、受験生ではあるまいし、読書に対して禁欲生活を強いてまで数学の勉強をする必要があるのか?などと思ってしまうのも事実です。読書と勉強のバランスの取り方は実に難しく、永遠のテーマですな。

 

 本書は、日経の「私の履歴書」に連載されたものに大幅加筆された謂わば自叙伝。米澤先生が学生時代はまだまだ女性が学問を究めていくことに世間の理解が追いついていない時代でしたから、性別ということで男性がしなくていい苦労をしなければならなかったのは紛れもない事実です。それに、出産や育児という研究者として油が乗っている年齢に直面する出来事も、男性である我々には想像もできない。もっとも、米澤先生の場合、もともと理系の素養があった上に、もの凄いバイタリティーの持ち主ですから、周囲の人間が想うほど「苦労を苦労と思っていない。」ところがあるようです。幼少のころ、これまた数学、特に幾何学の素養があったお母様に幾何の初歩を教えられて、「幾何があれば、もう玩具は要らない。」と思うほど幾何に熱中したエピソードは圧巻です。私などとは脳を構成している細胞の質が違います。

 

 米澤先生の人生哲学

 

 1.自分の可能性に限界を引かない

 2.行動に移す

 3.めげない

 4.優先順位をつける

 5.集中力を養う

 

 は、物理学のみならずどんな道を歩むにしても指針にすべき事項です。

 

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イミテーション・ゲーム

 まだまだ寒い日は続きますが、それでも一時期のことを思えばその寒さもかなり和らいできました。こうして早朝から机に向かうのもあまり苦になりません。

 

 昨日は急に思い立って映画を観にいってきました。観て来た作品は、アラン・チューリングが(正確には彼のチームというべきなのでしょうが)エニグマを解読する過程とその前後の物語を描いた作品「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」です。金曜日の夕刊に載っていたレビューを土曜日の朝に読んで、「チューリングだし、エニグマだし、これは観るしかないでしょう!」とネットでチケットを取り、夕刻の上映を観た次第です。

 

 チューリングがエニグマを解読した過程はサイモン・シンの「暗号解読」にも結構詳しく書かれていたし、「甦るチューリング」なる書物を読んだことがあるので、エニグマ解読の過程や彼が性的マイノリティーであることは知っていました。それだけに、どう映像化されるかは大変興味がありました。で、見終わった感想は「期待以上」でした。

 

 いろいろな見方ができる映画だと思います。エニグマ解読にいたるまでの過程は、成果が出せないとプロジェクト自体がご破算になるというタイムリミット寸前で、ちょっとしたことがブレイクスルーとなり解読に成功するというスリリングな描かれ方。天才にありがちな周囲の人間との人間関係が築けないこともきっちり描いています。エニグマ解読後の彼らの葛藤は反戦物語でもあるし、ラブストーリーも盛り込んである。この手の物語に盛り込む要素はちゃんと盛り込んでいて、そのバランスがなかなか絶妙です。逆に、この要素をもっと深く描いて欲しいと望む人には物足りないのかもしれませんが、私には「確かにアラン・チューリングは大天才だったけど、それでも、いやそれだけに私たちと同じ苦悩する一人の人間なんだ。」ということがきっちり伝わってくる作品だと感じられます。チューリングが同じチームのジョーンにプロポーズするところは微笑ましくも感動的ですらあります。キーワードは「時として誰も想像しないような人物が、想像できない偉業を成し遂げる。」困難な局面にぶち当たった時、背中を押してくれる言葉です。

 

 ただ、日本語サブタイトルの「エニグマと天才数学者の秘密」はなんともいただけないと思いますが。

 

 そんなワケで、「ガロア理論の頂を踏む」は3時間程度しか勉強できませんでした。1時間ほどで、円分多項式の性質などを復習しましたが1週間もすればすっかり忘れている。残り2時間は「代数学の基本定理」の証明理解に挑戦しました。まだ、証明について行けていません(苦笑)あんな証明、逆立ちしても思いつきません。

 

 今日はこれから、午前中「ガロア理論のいただきを踏む」、午後「英語」のスケジュールで勉強します。


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ギリシャ文字の練習

 もう日付が月曜日になってしまいました。最近は早起きさんなので、日付が変わるまで起きていることが珍しい。

 

 先週末は土曜日が体調イマイチで終日ヘタっていて、日曜日がほぼ一日中雨で家事の予定が大幅に狂うという最低の週末でした。で、今週も土曜日が雨。お陰で、日曜日に2週間分の洗濯して、散髪して、それから夕方になって買い物に行ってでまともに勉強できませんでした。もっとも、英語の勉強はコインランドリーで洗濯機を回しながら英文を何度も唱えて暗唱に励んでおりますが、数学はそうはいきません。独り身になりましたから、自分さえ辛抱すれば家事は最小限で済むのですが、それでもやはり最小限は必要なワケです。まぁ、数学の勉強をしていて、煮えついた時などに買い物に行ったりすると気分転換にはなったりはするのですが。

 

 さて、「ガロア理論の頂を踏む」の方は「複素数」に突入。なんでも、「複素数」は高等学校のカリキュラムが変わる度に学校で教えられたり、教えられなかったりするらしい。そういえば、私も虚数単位や共役複素数ぐらいは教わった気がしますが、それ以上のことは高校で勉強した覚えはありません。で、大学に入っても函数論の時間にチョコチョコとやっただけで、体型的に複素数について教えてもらった記憶はありません。複素数は完全に落ち穂状態であります。「ガロア理論の頂を踏む」に書いてあることは、一度は何かのテキストで読んだことがあるような事柄ですが、例によって「知っていることと、使えること」の間には雲泥の差があるワケで、今更ながらフムフムとノートにシャープペンを走らせながら勉強をしている有様です。

 

 それにしても、1のn乗根を慣習的に「ζ」で書き表しますが、このζというギリシャ文字がなかなか書きづらい。格好良く書くためには何度も練習しなければいけません。(苦笑)書きづらいギリシャ文字ではこの「ζ」と「ξ」が双璧ですな。

 

 ということで、この週末のテーマは「円分多項式」。理論は理解したつもりなのに、例題になるとたちまち自力で解けなくなる自分が恨めしいです。このテキストもなんとか半分ぐらいは進みました。ここまで進めばもう途中で挫折することも無いでしょう・・・?

 

 勉強に疲れるとLaTeXで遊んだりしています。基本的な書き方のお作法がちょっと分かると、あとはネットで調べればエラーを何度も出しながらも自分の所望する数式が書けるのは結構嬉しいものです。下の円分多項式の定義もΠ(パイ)下の2段書きなどどうすればいいの?とネットでしらべたら案外あっさり解決した次第です。

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ご冥福をお祈りします

 もう十数分で2月も終わります。先週末はブログの更新ができるほど学習が捗りませんでしたし、今日も日中はウダウダと過ごし机に向かったのは19時を過ぎてからと言う体たらくでした。年が改まったときの新たな気持や緊張感が薄れ、マンネリになってきたことは否めません。

 

 そんな中で、先ほどやっと「ガロア理論の頂を踏む」の第3章「多項式」を終えました。先週末に一通り読み終えていたのですが、本日はその復習を兼ねてひたすらノート取りです。もっともノート取りと言っても要点を要領よくまとめるというよりかは、ほとんど「模写」ですが・・・。シンプルな事項が証明の要所要所で効いてくる記述を読んでいると代数学のもつ美しさを感じずにはいられません。

 

 さて、夕刊を読んでいたら「スタートレック(TOS)」(というより邦題である「宇宙大作戦」と言った方が相応しいかもしれませんが。)のスポック役を演じられたレナード・ニモイさんの訃報に接しました。私はどちらかというと、TOSよりその後のシリーズであるTNGのファンなのですが、それでもスポック役はスタートレックにおいて要の役であり、この役無くしてこの物語は成り立たないものと認識しています。スポックは感情より論理を優先するのですが、彼にとって論理こそが感情というところがなかなか面白いと思っております。

 

 なんでも死因は肺疾患で、享年83歳とか。スタートレックの舞台である23世紀なら治療法も確立されているのかも知れません・・・。ご冥福をお祈りします。

 

 年齢を重ねると言うことは、自分が年齢を重ねるだけではなく、いろいろな人を見送ることだと実感する出来事でした。


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