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良いお年をお迎え下さい

 今年も14時間ほどで終わります。懸案の内部管理責任者試験は12月6日に受検し、12月12日に合格を知らされました。ヤレヤレです。

 前回の証券外務員一種試験は、試験中結構危ないかな?と思ったりしましたが、内部管理責任者は手応えがあったので試験終了後のフラストレーションもほとんどありませんでした。

 

 今年は3月からFP3級、証券外務員一種、内部管理責任者と業務関連の資格試験の勉強に追われ数学の勉強はおろか読書すらほとんど出来ずで、結果として非常に不毛な1年に終わってしまいました。おまけに、内部管理責任者試験が終われば好きなだけ本が読めるぞ!と意気込んでいたのに、試験とほぼ同時期に父親が体調を崩しその対応やら何やらで読書どころでは無くなってしまいました。お陰で現在は小康を得てこうやって拙文を綴ることができるようになりました。

 

 高齢の親を抱える身として、それなりのリスク管理はできているつもりでしたが、実際に自分がその立場に立ってみるとやはり大変です。我が身の覚悟の甘さを思い知らされました。

 

 さて、そんな中で現在読んでいるのがノーベル経済学賞を受賞した数学者ナッシュを描いた「ビューティフル・マインド」とイアン・スチュアートの「世界を変えた17の方程式」です。

 前者は、以前から興味を持っていたのですが、最近文庫化され手頃な値段(と言っても税込みで1260円)で読み始めました。読み始める前はもう少しドラマチックな展開を期待していたのですが、実際は数学的には天才だが人格面は大いに問題あり的な書き口がいささかステレオタイプなような・・・。それに、翻訳物特有の横の物を縦にしたような読みにくさも手伝い、すでにこの本を手にしてから3週間以上経ちますがようやく半分ほど読み進んだだけです。(950ページほどの文庫です。)何度か読むのを止めようかと思いましたが、ここで諦めたら悔しいのでこの正月休みになんとか読了したいと思います。

 

 「世界を変えた17の方程式」は安心のイアン・スチュアート。邦題で他の著者が書いた「世界を変えた24の方程式」という本もありますが、私はなんのためらいも無くイアン・スチュアートの方を選びました。(笑)理論を追いながら読もうとすれば、それなりに骨は折れますがこれもこの正月休みの間に読了したいと思っています。

 

 好きな本を好きなだけ読める。このシンプルなことがどれほど恵まれているかを痛感しながらの年の瀬となりました。

 

 それでは皆様良いお年をお迎えください。

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もうひと頑張りです

 あと3時間ほどで11月も終わります。本当にあっと言う間の11月でした。そして、いよいよ内部管理者試験まで1週間を切りました。

 

 内部管理者の受験勉強は完全に問題集中心となり、模擬テストではコンスタントに9割を取れるようになりました。しかし、これは逆に言うといくら頑張ってもそれ以上の得点はなかなか難しいということの裏返しでもあります。50題問題が出題されると数題のケアレスミスがありますし、以前は覚えていたことでも忘れてしまう、あるいは他の事柄と混合してしまうということも少なからずあります。試験ですから、問題との相性というのも無視できません。とりあえずは、どんなに調子が悪くとも、あるいはどんなに相性が悪くとも、8割は取れることを目指してラストスパートを掛けています。

 

 「一種」の受験勉強をしている頃は猛暑の盛り。休みの日でも朝5時頃に目覚めて朝食まで一勉強するのはそれほど苦痛ではありませんでした。しかし、今はもう冬。朝5時には目覚めるものの、寒くて寒くてとても机に向かうことはできません。寝床の中で勉強しようと、枕元にテキストを置いたりもしているのですが、寝床の中だとテキストを開いてもものの数分もしないうちに再び夢の世界を彷徨ってしまいます。己の意思の弱さ、覚悟の無さを恥じ入るばかりです。

 

 ところで、11月は上京したついでにギュスターブ・カイユボット展に立ち寄ったり、

http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibitions/

京都市立美術館に竹内栖鳳展を観に行ったりと結構アートな月でした。私としては、沢山の画家の作品が展示されている展覧会より、一人の画家にフォーカスした展覧会の方が、作風の変化やその画家の多面性を垣間見ることができて好きです。

 

 ある人が「芸術も科学も物事の有り様に迫る行為で、その方法が違うだけ」という趣旨のことを言われていました。芸術にも科学にも造詣のない私ですが、正しくその通りだと思います。

 

 今、カイユボットの代表作の一つである「ヨーロッパ橋」は私のMacの壁紙になっています。

 

 さて、あと1週間ほど頑張れば、以前のように週末は好きな本が読めます。それだけを楽しみに、もうひと頑張りです。

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スケジューリングミス

 あっと言う間に10月も終わりです。例によって休日は、内部管理責任者の試験勉強で潰れています。受験日は12月6日。あと1か月ちょっとです。

 

 勉強の進行状況はと言えば、問題集を2巡終了し概ね9割の得点が確保できるようになりました。この分だと合格するだけであれば試験日が12月6日でなくて11月6日でもなんとかなりそうです。明らかにスケジューリングミスです。(笑)とっとと合格して、後は好きな本を思い切り読みたいというのが本音なので、受験日程を誤ったというのが正直な気持ちです。ただ、勉強の手を少しでも抜くとたちまち覚えたこと忘れてしまいます。これから1か月、細かいところを覚えると同時に理解が不十分な箇所をしっかり押さえ直すことに注力します。

 

 そんな訳で、証券外務員の試験の時よりは多少余裕があるので先日の休みにブルーバックス「マンガ線形代数入門」を読みました。内容は2×2を中心とした行列と行列式、そして固有値が中心です。内容的には入門というよりはさわり程度ですが、要領良くまとめられていて読んでいていい復習になりました。

 

 なんでも、新課程の数学では行列を扱わなくなるとか。理系の勉強をするのに、大学に入ってから行列を学ぶというのもなんだかなぁ・・・であります。

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今度は内部管理責任者試験に挑戦です!

 この3か月ほど、休日の自由になる時間のほぼ全てを費やして勉強してきた証券外務員一種の試験、9月18日に受検し先日合格した旨の通知を受けました。ヤレヤレです。

 

 社会人になって仕事絡みの検定試験はいくつか受検しましたが、さすがにこの10年ほどは「先が見えている」こともあってこの手の試験は遠慮していました。(苦笑)それだけに、今回の試験勉強はかなり辛かったです。特に8月に入ってからは、夏休み期間も含め休日はコンスタントに10時間ほど勉強しました。社会人になって四半世紀を超えますがこんなに勉強したのは初めてですし、学生時代も試験直前以外はこんなに勉強しませんでした。(もっと、学生時代に勉強しておけば良かったと心の底から悔いております。)

 

 試験概要ですが、基本的には暗記物。業務に直結している試験なので実務を通して身についていく部分は多いのでしょう。しかし、実際は本試験に合格いしていないと証券業務を取り扱うことができないので、二種合格者以外の多くの人が全くの実務経験無しに受検しなければいけません。証券業界に就職した若者は、とりあえずこの試験に合格することが業務命令となります。(以前は二種に合格していないと一種は受検できなかったのですが、数年前からいきなり一種受検ができるようになったそうです。)

 私のような、暗記物がまったくダメたために理系に進んだ消極的理系人間(?)には非常に辛い学習内容でした。覚えなければならないことが多すぎて、覚えても覚えてもすぐこぼれ落ちていく。それに、似たような用語が多く概念を混同することもしばしばでした。「この問題の答えはコレ!」と内容も深く理解せずに答えを丸暗記するという恥ずかしいこともしましたが、試験に合格しないと始まらないと割り切りました。相当以前から証券業界にも理系卒業者が就職しているようですが、理系の人間は何度受検しても落ちているというまことしやかなブログの書き込みもありました。

 

 試験直前には、問題集の巻末にある模擬問題を90%ぐらいこなせるぐらいまでになり、いざ受検。本番に弱い私は結構しどろもどろ状態に陥りました。本試験は2択が70題、5択(問題により、5つの選択肢から1つor2つ選択)が30題の計100題を2時間40分で解きます。2択の問題は1題2点、5択は1題10点(選択肢を二つ選ぶ問題では、二つのうち一つ正解なら5点の部分点がもらえます。)で2×70+10×30=440点満点のうち7割(308点)以上が合格です。配点からおわかりいただけるように、5択の問題をいかに取りこぼさないかというのが合否を決めます。それだけに5択の問題は紛らわしいものが多く、時間のかかる計算問題もあったりで結構手こずります。

 

 模擬問題のときは、まず2択の70問が出題され、その後に5択の30問が出題される形式でした。70問あるとは言え2択の問題ですから、25分もあれば2択問題は片づきます。残された2時間強の時間で5択問題にじっくりと取り組むのいうのが私の試験攻略パターンでした。(というほど大げさなものではありませんが。)しかし、実際の試験では2択問題と5択問題がランダムに出題されました。問題冊子が配布されるような試験形式なら2択だけ先に解くということもできますが、本試験は1題ずつパソコンのディスプレイに出題される問題にマウスで選択肢を選んで回答する形式です。試験問題を1欄することができません。もちろん問題をスキップすることはできるので、2択だけを選んで答えられないこともありませんが、それも面倒な話です。結局、第1問から順番に回答する訳ですが、緊張感がピークに達している第1問目に紛らわしい5択問題が出題されたのがケチのつけはじめで、すっかりペースを乱されてしまいました。悩んでいるうちにディスプレイ右上に表示されている残り時間が見る見る減っていきます。

 

 それでも試験開始から1時間もすれば7割方の問題には着手することができ段々と落ち着きを取り戻すことができました。何度目かの見直しや、計算間違いがないかチェックをし、手持ち時間を10分ほど残して試験を終了することができました。感触としては8割程度できたかなというところで、自分が想定していたよりは出来が悪かった。まぁ、それでも合格さえしていればいいと思いつつも、試験後に思い出すのは「あの問題、間違ったかもしれない。」というようなことばかり。問題冊子が手元に残らないので、出題内容自体も記憶に頼ることしかできず曖昧です。こういう状況では、自信を持って回答できた問題を思い出すはずもなく、ちょっと自信がない問題だけが思い出されるので不安は募るばかりでした。

 

 部長から手渡された合格通知では95%ほど得点できていたので、運良くマグレで正解した問題もけっこうあったみたいです。(ここが選択問題の醍醐味(?)です。)Webなどで事前に仕入れた情報では、合否のみ知らされ、得点は分からないということでしたが、実際はそうではありませんでした。

 入学試験のような将来に大きく影響する試験ではないのだから、ダメなら再受験すればいいと思いつつ、事前に投入した労力が大きかっただけに1発合格できたことは嬉しかったです。

 

 さて、今度は内部管理責任者(1種合格が受検資格です。)を受けなければなりません。さっそくテキストを買ってきてパラパラと中を覗いてみたら、1種の知識があれば結構回答できる問題もあるようで、1種受検の時よりは楽そうです。準備期間を2か月に設定して、11月下旬か12月上旬には受検し、なんとか年内に決着を着けたいと思っております。

 

 とにかく、速く決着をつけて本を読みたいし,数学の勉強もしたいのであります!


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さよなら夏の日

 今日で8月が終わります。8月はまともに読書をすることもなく、証券外務員の試験勉強だけで終わってしまいました。1カ月間まったく読書をしなかったというのは、このブログを立ち上げてから初めてだと思います。

 

 8月ということで例年通り前後の土・日と合わせて9日間の夏休みも取得しましたが、この休みも受験勉強に明け暮れていました。コンスタントに毎日6時間程度、長い日で1日10時間以上勉強しました。こんなに勉強したのは、実に大学受験以来です。(苦笑)基本的な事項は夏休み突入までに一通りの勉強は終了していたので、夏休みの間はひたすら問題集を中心に勉強し、弱点をテキストで補強するというスタイルを取りました。(立派に受験勉強ですな。)しかし、時間を掛けている割には定着率が悪い!覚えても覚えてもすぐ忘れるし、問題集を解いているとつまらないミスを連発してしまいます。

 

 どうでもいい細かいところを覚えているかと思えば、絶対に押さえておかなければいけない基本的な事項がガサッと抜け落ちていたりで、問題集を解き直す度に冷や汗ものです。まぁ、長いサラリーマン生活の中で、一夏ぐらいはこういう夏を過ごすのも悪くないのかも知れませんね。

 

 夏休み中、気分転換に出かけたところは、兵庫県立美術館で開催されている「奇跡のクラーク・コレクション」を観にいっただけ。売りは豊富なルノアールのコレクションなのですが、私はドガを観たくて足を運びました。どうも、学校の夏休みの宿題で美術館に行くことが課せられているようで、メモを片手にした小学生も多く結構疲れてしまいました。あまり閑散としたのも淋しいですが、絵画鑑賞はやはり落ち着いてじっくりと観たいものです。

 

 証券外務員の試験まで2週間強となりました。いよいよ最後の仕上げです。これから、問題集巻末の模擬テストをきっちりと時間を計りながら解いて行きます。

 

 

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暑中お見舞い申し上げます

 暑中お見舞い申し上げます。

 7月も残すところ1日となってしまいました。これが今月の最初で最後の更新になるはずです。

 

 証券外務員の受験勉強の方ですが、7月に入っていよいよ本格的なものになってきています。土・日の休日は3~4時間は勉強していますし、平日も1~2時間は勉強しています。なにぶん範囲が広いので、新しい事を覚えていくうちに次々と過去に学んだこと忘れる始末です。この歳になって新しい事を覚えることの大変さは覚悟していましたが、テキストに書き込んだ「正」の字(覚えるべき事は、覚えた日付を記入したり、「正」の字を書き込んで意識して覚えた回数を記録しています。)が増える度に溜息をついています。

 

 数は少ないものの、今でもスラスラと使える数学の公式や概念は、それこそ若いころから何十回と使ってきたもの。そう考えるとたかが10回程度で使いこなせるようになろうと思う方が厚かましいのかもしれません。

 

 試験日は9月18日。試験まで50日を切ってしまいました。8月が勉強の山場になるのは必至です。

 

 さて、そんな中読んだのが岩波ジュニア新書「美術館へ行こう」です。ジュニア新書侮るなかれと言うことが多いのですが、本書もまさしくそんな1冊です。著者は平塚市美術館の館長。公立の美術館は私立のそれと違って、いろいろと制約が多く、美術館運営の苦労は並大抵ではないようです。公立という性質上、幅広い層に鑑賞してもらうという使命を負っているわけですが、そもそも芸術というものは極めてピンポイントなもの。そう考えると公立の美術館というものが元々矛盾を孕んだ存在なのかも知れません。

 

 8月取得予定の夏休みは証券外務員の受験勉強が中心になりますが、息抜きに近場の美術館へ行こうかと思わせてくれる1冊でした。

 

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今年も半分終わりましたが。

 あっと言う間に6月が終わりです。そして今年も半分が終わります。

 

 3月からは業務命令で受検しなければならない検定試験の勉強で精一杯。本当に自分のしたい勉強は手つかずの状態が続いています。というより、検定試験の勉強を言い訳にして、数学や英語の勉強をサボっているというのが正直なところかも知れません。普段の仕事は決して多忙を極めるという状態ではありませんが、それでも何やかやで神経は磨り減りますし、ストレスも溜まります。休日になるとクタクタで、「あれもしたい、これもしたい。」と思いながらも、体力がついていかないのが実情です。だから勉強できない理由ができると、ついそれを言い訳にしたくなります。

 

 さて、ひと月前から始めた証券外務員試験の勉強。少し遅れていましたが、この土日にやや追いつきました。しかし、覚えるべき事は覚えていないし、理解も不十分な状態です。ある意味、割り切った勉強をすればいいのですから少しでも効率的に勉強したいと模索している間に、1か月が過ぎてしまいました。7月は今までに学んだことを固めながら、一種の独自項目である「先物」や「デリバティブ」を勉強する予定です。

 

 そんな訳で、読書の方も思うに任せませんが、ブルーバックスの新刊「オイラーの公式がわかる」を半分ほど読みました。前半がオイラーの公式の導出、後半がその応用で、前半を読み終えた感じです。三角関数、指数関数、微分などから始めて、100ページほどでオイラーの公式まで至るところはなかなか見事です。特に、三角函数の加法定理を使わずに、sin や cos の導関数を導き出すところは「こんな方法もあったのか!」と感心した次第です。

 

 さて、これから3時間ほど証券外務員の試験勉強を再開します。

 

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やっぱり物理の方が面白い!

 FP検定試験が終わって速や2週間が過ぎました。さすがに最初の1週間は次の目標である証券外務員一種の勉強をする気も起こらず、今まで読むのを辛抱していた本を貪るように?読みました。

 

 その1冊目は、福岡ハカセの最新刊「生命の逆襲」。アエラに連載されているエッセーが単行本化されたものです。帯にも書かれているように「心は人間だけのものなのか?」と、思わず唸ってしまう文が掲載されています。自然の巧妙さ、生命のしたたかさは我々人間の及びもつかないものであることを再確認させられます。

 

 もう1冊は、羽生善治さんの「捨てる力」。数ある次の一手から、その時に一番勝算がありそうな手を選ぶ。これは実際に差さなかった数ある手を捨てることに他なりません。また、成功体験に拘ることは、自分をリセットして新たな手を編み出すことの障害になる。次の一歩を踏み出すためには、それまでの自分を捨てることの大切さを説いています。

 もっとも、この本は以前に出版された単行本を改題して出されたもの。「捨てる」というキーワードが強調されていますが、内容自体は将棋を通して羽生さんが人生観や勝負観を語るというものです。いつも思うのですが、どんな分野にしても一流の方からは学ぶべきことが沢山有るものです。

 

 2週間目に入ってからは、証券外務員のテキストを少しづつ読み始めました。いや、正確に言うなら読むというより丁寧にテキストをめくって、どんなことが書かれているかを把握する段階です。とにかく、読んでいて退屈ですし、分からない言葉が沢山出てきて理解も不十分です。自然科学系のテキストで定義されていない言葉がいきなり出てくることは禁じ手ですが、私の読んでいる証券外務員のテキストでは結構それがあります。証券の世界では常識的な言葉なのでしょうが、初心者にはそういうささいなことがつまづきの石になります。とは言いながら、10年以上前に証券3級の試験には合格しているので、もう少し内容が理解できても良いはずなのですが・・・。

 

 とりあえず、テキストを一通り読んだので、この週末からは本格的に内容の理解と暗記と意気込んでいたのですが、結局週末に買い求めたブルーバックスの新刊「大人のための高校物理復習帳」を読みふけってしまいました。タイトルの通りの内容なので、私の持っている知識に対して難しすぎず易しすぎずのちょうど良い案配です。本当に読んでいて楽しい!

 まだ四分の一ほど残っているので、証券外務員のお勉強はこの本を読み終えてからになりそうです。

 

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お次は証券外務員

 FP3級のテストがようやく終わりました。さきほど、試験団体のサイトで自己採点したところ合格できているようで、何より何よりでした。

 しかし、いくつになっても、そして何度経験しても試験というのはイヤなものです。どちらかというとアガリ症で試験になると実力を発揮できない身には、試験のプレッシャーというのはかなり応えます。おかげで家に帰り着くとドッと疲れが出てしまい、なかなか自己採点する気持になれませんでした。こういうのは、やっぱり勢いのものだと実感した次第です。

 

 この2か月は、朝の読書の時間も休日もほとんど試験準備に費やしてきました。24日の金曜日は今月中に消化しないといけない有休が残っていたので、休暇を取って10時間ほど勉強しました。自慢ではありませんが、1日10時間勉強するのは学生の時以来です。(ほんとうに自慢になりません。)本日の結果からすると、いささか過剰防衛で、試験勉強に充てた時間をもう少し有意義なものに振り向けても良かったようには思います。とは言え、若い者に負けなくてほんとうに良かったです。

 曲がりなりにも自然科学を学ぼうとする者にとって、FP3級の勉強は覚えることばかりで勉強していて感動するようなことはありません。しかし、これで勉強を止めると折角覚えたことが忘れ去られていく(それもかなり急速に)と思うと、ちょっと勿体ない気もします。

 

 ようやくこれで好きな本を存分に読める!と言いたいところですが、お次は証券外務員の試験に合格しなければなりません。


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グランフロント大阪

 GW後半の4連休も残すところ1日となりました。FP3級の勉強はほぼ予定通り、合格率が半分強の実技試験もなんとか8割方できるようになりました。後は、地道に弱点を補強するしかありません。実技試験は3択ですからずばり正解は分からなくても消去法で正解に辿り着く可能性は高い。そのためには、やはりいろいろと知識を仕入れておかなくてはいけません。今は、ネットで検索すれば過去問はおろかその解説も見つかります。ほんとうにいい時代になったものです。

 

 「量子革命」は今朝方無事読了しました。思ったよりも苦労したのは、前回も書いたとおり人物の把握がいまひとつだったのが原因のようです。人名索引だけでなく、主要人物の関係図とかがあればずっと理解も深まったことでしょう。本書を読むまでは、アインシュタインとボーアの論争はボーアが優勢だと思っていたのですが、(また実際にそうだったようですが。)最近は評価が変わっていることを知り少し驚きました。そして、アインシュタインとボーアの論争は、もはや物理学上の論争というよりは哲学上の論争に近いことを知り、物理学の深さを改めて感じた次第です。自然を扱うのが自然科学ですが、その自然をどう解釈するかはやはり人間。人間がこの世に居ようと居まいと自然現象は変わりませんが、その自然現象は人間が広げたキャンバスに描かれることしか把握する方法な無い。なかなか深淵な問題であります。

 

 さて、いささか旧聞ですがGWの谷間、仕事帰りにグランフロント大阪にオープンした紀伊國屋書店へ寄ってきました。JR大阪駅で神戸方面に帰る者としては、阪急三番街の梅田本店はいささか寄り道感がありますが、大阪駅前となるとその寄り道感もぐっと軽減されます。

 

 実際に入店すると非常に広々とした感じです。売り場面積が梅田本店並といういうこともありますが、通路も広いしレイアウトもゆったりした感じ。それに、梅田本店ほどは混雑していないのも有り難い。梅田本店もリニューアルしてからは随分とマシになりましたが、それまでは仕事帰りの時間帯には目的の書架にたどりつくのも一苦労という混雑振りでしたから。やはりこれは地上店舗とビルの6階にある店舗の違いなのでしょうか?

 とりあえず数学書の書架を覗いてみたところ、品揃えも梅田本店とほぼ同じ。本心を言えばもう少し充実した品揃えを期待していたのですが、専門書よりも売れ筋の本というのは梅田本店と同じポリシーのようです。まぁ、専門書を手に入れるならジュンク堂という選択肢があるわけで、普段使いの書店としては十分な品揃えと言えるでしょう。

 まだ、不慣れなので案内図を見ながらでないと目的の書架へたどり着けませんが、早く慣れて案内図無しに店内を散策できるようになりたいものです。(笑)

 

 グランフロント店来店記念に買い求めたのが、ちくま学芸文庫の最新刊、「数学文章作法 基礎編」です。著者はあの「数学ガール」の著者である結城 浩さん。非常に読みやすい構成と文体で、論理的な文章の書き方を指南しています。「数学」とタイトルにあるとおり数式や記号混じりの文章を書くことが念頭に置かれていますが、レポート系の文章であれば数学に限らず応用範囲が広い本です。

 

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