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アートな休日

 4月も残すところあと1日になったというのに、ようやく今月2回目の更新です。先週末はうかつにも風邪をひいてしまい、使い物になりませんでした。もう、鼻水が止まらないし、倦怠感が半端ない。当然ながら集中力はブチ切れで、ものの20分ともたないという有様でした。つまずきながらでも計画が消化できているときは良いのですが、一旦乱れ出すとなかなか軌道修正して元に戻すことができない。自分の弱さに直面している感じです。自分の見通しの甘さも含めてですが、人生なんて不確定要因ばかりです。計画が消化できなくなったとき、いかに元に戻すか。その術を身につけない限りは実りのある勉強は難しいのでしょう。とは言うものの、宮仕えの身です。ちょっと体調が優れないとなると、仕事への影響を最小限にすべく仕事以外の時はできるだけ休養を取ろうとします。

 

 その風邪の方もかなりマシになって、(この歳になると一旦風邪をひいてしまうと完全回復するのに一月はかかりますが。)なんとかゴールデンウィーク5連休は家に籠もって勉強に集中できそうということで、本日は今年のゴールデンウィーク唯一のレジャーである、美術鑑賞をして参りました。場所は大阪市立美術館。鑑賞したのは、同館の特別展「シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵ー美の競艶~浮世絵師が描いた江戸美人100選~」です。通勤途中の駅貼りの広告で見つけて「ちょっと面白そう」と思ったのと、先週の土曜日にオンエアされた「美の巨人たち」がこの特別展の展示作品である、北斎の「美人愛猫図」を取り上げたのが足を運んだ動機です。

 

 浮世絵というと版画が想像されますが、肉筆浮世絵は読んで字のごとく絵師が肉筆で一点一点描き上げた一点もの。着物の柄などは到底版画では表現できない、細かな模様が描かれていて正に超絶技法の世界です。芸術というのは、もちろん思想的な部分も重要ですが、それを表現するためには技術や技法を確立する必要がある。その点が科学と共通のものを感じてしまいます。

 

 「美人画」というジャンルではありますが、人物有るところに風俗ありで、風俗画的要素が感じられる作品も多く、作品を観ながら「昔も今も、人間というのは大して変わっていないものだなぁ。」という妙な感慨に耽ってしまいました。(笑)

 

 さて、木・金と仕事をすれば久々の5連休です。頑張って、集中して勉強したいと思っています。

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